愛犬のお洋服の上手なサイズの選び方

メーカーさんや素材によってもサイズが異なり、サイズ選びが難しい愛犬のお洋服のサイズ選び。サイズが適切でないと、犬がストレスを感じお洋服嫌いになったり、ケガの元にもなったりします。

愛犬に合った、お洋服の上手な選び方や測り方をご紹介いたします。

犬種による体格のばらつきの大きい犬は服のサイズ選びが難しい…


多くの飼い主さんが、愛犬のお洋服を選ぶとき、SサイズやMサイズ、Lサイズなどおおまかなサイズの記載をチェックされているのではないでしょうか。なんとなくや、見た感じで愛犬のお洋服のサイズを選ぶとき、SMLといった大まかなサイズ表記は便利です。

ところが、SサイズやMサイズ、Lサイズというざっくりしたサイズ表記だけを確認していると、お洋服が愛犬の体にしっかりとフィットしない場合があるので注意が必要です。ご存知のとおり、犬は犬種によって体つきがずいぶんと違います。

さらには同じ犬種であっても個体によって骨格がかなり違ったり…なんてこともよくありますよね。これが犬服のサイズ選びを難しくしている要因のひとつです。

SMLのサイズ表記以外のチェックポイントは?

より適切なサイズのお洋服を選ぶためには、SMLのサイズ表記がどういった体格の犬種を想定したものなのかをチェックする必要があります。

SMLといったサイズの表記とともに、「大型犬種用」や「小型犬種用」といったざっくりしたグループが記されているものもあれば、より細かく「胸幅のある中型犬種用」のように体の特徴が記されているものもあります。

さらには、ダックスフントのように体の形に特徴がある犬の場合は、「ダックスフント用」と具体的な犬種を指定してSMLのサイズ表記がされている服もあります。

愛犬の犬種や体格の特徴をとらえてデザインされた服を選び、その中でさらにSMLとサイズが細分化されているものから選べば、愛犬にフィットする可能性が高いでしょう。

 

寸法から犬の服のサイズ選びをしよう



愛犬の寸法を知っておくとより適切なサイズ選びができる

愛犬の体のサイズを数値で把握できていれば、その分ジャストフィットする犬服が選べます。しかし、細かく犬の体のサイズを測るのは、慣れていなければ難しいもの。まずは、測りやすく、覚えておくと便利なポイントである以下の3か所を測定して記録しておきましょう。

  • 首回り
  • 胴回り
  • 着丈

愛犬の体のサイズを測定してみよう

犬の体の形はカーブしている部分が多いほか、ぐるりと1周する長さを図ることが多いため、直定規では正確に測れません。犬の体のサイズを測るときは、犬の体に当たってもケガがないような、やわらかいメジャーや糸、ロープなどを用いて測ると便利です。

1人で犬の体を測ることもできますが、じっとしているのを犬が嫌がったり、思うようにまっすぐ立ってくれないことも。犬の体のサイズを測る時には、2人でするとスムーズです。できるだけ短時間で済ませてあげると愛犬のストレスも軽減されます。

首回りのサイズを図るときは、首輪の位置ではなく、首の付け根あたりの一番太いところを1周するサイズを測るのがポイントです。

胴周りは、人間でいうウエストではなく、前足の後ろあたりの胸の一番太い部分の1周のサイズを測ります。被毛をつぶしすぎないよう気を付けながら、ほどよい力加減で測ることが大切です。

犬の着丈とは、一般的には首の付け根からしっぽの付け根までの背中部分の長さ。背骨に沿って測ると測りやすいでしょう。犬服の着丈は、選ぶ服のデザインや飼い主さんの好みによっては、短めのものを選ぶこともできます。また、犬に洋服を着させる目的によっても必要な長さは変わります。

愛犬のお洋服のサイズ選びが不適切だと…

せっかく買ったお洋服も着られないことがあります。また、たとえなんとか着ることができたとしても、大きすぎる服や小さすぎる服を無理やり着せることはいくつもの弊害があります。

  • お洋服を着る事を不快に感じるようになる
  • サイズの合わないお洋服はケガや転倒の原因となる
  • 犬に服を着せる目的を果たせない
  • お洋服との摩擦で皮膚炎を起こすことがある

愛犬のお洋服、上手にサイズ選びをして快適に

愛犬のお洋服の選び方にはさまざまなポイントがありますが、安全で着心地のよい服を選ぶことが、愛犬がお洋服嫌いにならないために大切です。そのために重要なことのひとつがサイズ選び。

お洋服を着せる目的や、お洋服の持つ機能をしっかり果たさせるためにも、愛犬にあったサイズのお洋服を選んであげてくださいね。